バッハの「フーガの技法」を聴く、「2016・印象の人々・思い出の日々」

 多分、バッハの曲の中では、最も深い精神性、永劫性を感じる曲ではなかろうか。昔々、中学の音楽史ヘンデル、水上の音楽、バッハ、「フーガの技法」などと丸暗記したものある。音楽なども高校の入試科目になっていたのである。その時は、この「フーガの技法」など、単に音楽史上のみに生きている作品だと思っていた。同時代の文学作品を読むのは実際のところ大変だが、音楽の抽象性はそれを超越している。今の私にはかけがえのない愛聴盤である。

「2016・印象の人々・思い出の日々」、12月09日、喫茶あがたの森でスナップ。